成田国際空港の機能

成田国際空港

成田国際空港の機能について

日本で最長の4,000mの滑走路をもち、日本の空の玄関口のひとつであるが、建設反対闘争が激しく、政府が土地収用法に基づく強制執行を行ったが限界がありました。

そのため、開港後30年近く経過しながら未だに全体計画は完了していないです。

開設後の拡張工事も進まず、騒音問題からの使用時間制限などもあり、羽田空港の拡張や航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)軍民共用化(百里飛行場)を行なう計画が進んでいます。

第2滑走路も土地買収が進まないため、計画の2,500mより短い2,180mの暫定滑走路のまま使用しています。

また現在求められている機能に対しても、騒音問題のため深夜や早朝の離着陸ができないなど、不十分な状態が続いています。

それらのことから、ラッシュ時には滑走路手前の誘導路に航空機の列があったり、長時間上空待機する航空機が多いです。

成田国際空港株式会社が2,180mの第2滑走路の延長に着手し2,500mに伸ばす事に決定したが、騒音源が近くなるなどの事情により本来の計画とは反対側の北側の方に伸ばすことを決めました。

しかし、この決定ではターミナルからさらに遠くなるという事情もあり、話し合いは泥沼化しています。

当初の予定では2010年竣工でした。

B滑走路の効率性向上に、滑走路延長だけではなく、誘導路整備が急務で平行誘導路で「への字」に湾曲している部分に限っての『行政代執行』も検討されています。

2,500m滑走路が完成すると、燃料がほぼ空になった状態のボーイング747旅客機の着陸が可能になる他、中型機の離着陸には問題のない長さになるので、成田国際空港の発着数がかなり改善することが期待されます。

しかしB滑走路に並行する誘導路の一部が「への字」に湾曲しており、B747・B777-300が通る事が極めて難しく、B滑走路東側に新たに平行誘導路が設置される予定です。

また、ボーイング社がボーイング767の後継機として開発しているボーイング787旅客機は、2,500m滑走路でも最大離陸重量範囲内であれば安全に離陸でき、現在開発中の省燃費型新エンジン搭載によって、遥か地球の反対側まで飛行できる性能があるとされ、将来的には2,500m滑走路であっても不便さは大きく解消されると見られます。

また将来的に空港反対派が立ち退いた場合、本来の部分は改めて整備される可能性が高く、B滑走路の長さも推定で3,600mになります。

計画されているC滑走路(第3滑走路)は長さ3,200m・幅60mの横風用で建設は凍結されています。

仮に横風用滑走路が完成すれば、強い北風・南風の際の着陸が容易になります。

現在一部が誘導路として使用されており、建設反対派の熱田派が用地内から撤退を表明した事も有り、早期の凍結解除建設再開が期待されています。

また、完成すれば気象変化による離着陸の遅れの減少、発着の効率性の向上・発着枠の増大が期待できます。

ただし、航空機の性能向上により横風用滑走路の必要性は低くなっているが、成田空港の現状から見れば早期の装備が待たれています。

A滑走路に並行する誘導路の滑走路化やB滑走路東側に平行滑走路建設が検討されてはいるが、誘導路の滑走路化では滑走路と誘導路との間が規定より狭くなる為実現は難しく、B滑走路東側に平行滑走路建設はB滑走路東側に石油タンクが出来てしまい、こちらも実現は難しいようです。

周辺地域住民への環境配慮も必要で、成田空港では、開港以来、住宅などの防音工事に400億円超、電波障害対策に200億円超など、合計3200億円超の環境対策事業を実施しており、今後も実施され続ける予定であります。

他の空港とは違い、空港に通じるすべての車両入り口、成田空港駅、空港第2ビル駅、東成田駅の出口改札に、建設反対の過激派やテロの警戒の為検問所が設置されており、空港警備隊の検問など警備が厳しく(専門の警察機動隊である「千葉県警察成田国際空港警備隊」が常駐)、空港敷地内への入場に際しては旅行者・従業員のほか見学・送迎その他の入場客についても、空港警備員から身分証明書(パスポート・運転免許証・学生証等)の提示と来場理由を確認(旅客の場合は、航空券の提示を求められる場合もある)するため、時間がかかる場合があり、また警備の都合上、旅客と空港関係者以外の空港敷地への立ち入りが禁止される事も少なからずあります。

空港警備隊とは別に、空港会社でも警備組織を子会社に置いており、空港警備にあたっているが、その分の警備費は年間100億円近くになっています。(平成17年の場合、94億円。)


貿易港としての機能

成田空港の2004年(平成16年)度の輸出額は10兆6572億円、輸入額は10兆2978億円と、金額で国内第1位の貿易港であります。

輸出入品目としては、コンピュータ等の事務用機器、半導体など軽量で付加価値の高い機械機器等が中心となっています。

主な輸出品目(平成16年度):半導体等電子部品(17.4%)、科学光学機器(9.4%)、映像機器(8.2%)、事務用機器(6.8%)、音響・映像機器の部分品(4.0%)

主な輸入品目(平成16年度):事務用機器(15.6%)、半導体等電子部品(14.5%)、科学光学機器(7.9%)、音響・映像機器(含む部品)(4.3%)、医薬品(3.6%)

また、成田空港には、まぐろなど魚介類の輸入通関が多く(平成15年度71,924トン、国内の漁港第8位の松浦港の水揚げ量97,805トンに次ぐ取扱量)、「成田漁港」の別名があります。
posted by アリスト at 15:50 | Comment(0) | TrackBack(1) | 空港
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